PMOとしての経験を生かしてキャリアを伸ばしていきたいのであれば、PMOに関連した資格を取得すると良いでしょう。最近では複数のPMOに関する認定資格が登場して注目を集めています。1つ目のおすすめ資格は「プロジェクトマネジメント・アソシエイト認定資格」です。「PJM-A」という略称でも知られるこの資格は、一般社団法人日本PMO協会が提供する認定資格であり、PMOとしてプロジェクトを管理するうえで基本的な知識を有しているという証明となります。5時間の講習を受けた後で試験を行い、そこで75%以上正解すると資格が付与されます。オンラインですべて受講できるというのも魅力です。
「PMOスペシャリスト認定資格」はPJM-Aの上位資格です。PMOが有するベネフィットやPMOをプロジェクト管理へ導入する際のルールなど、より深い知識が求められます。また、実際のマネジメント業務に関する具体的な提案方法についても理解していなければなりません。加えて、4時間の講習後に行われる試験では、正答率が80%以上という高い合格水準が設けられています。
3つ目は米国のPMI社が運営する認定資格「PMP」です。これはPMOとして最終学歴が大学卒業なら3年以上、高校卒業なら5年以上のキャリアを持つ人向けの資格で、プロジェクトの立ち上げからクローズまでの管理能力を包括的にテストします。試験は200問で、広範囲に渡って出題されるため、事前の入念な準備が不可欠です。